担当授業 > 量子力学II
量子力学II
2019年度から担当している科目です。 量子力学の核心部分となります。 前半は水素原子をはじめとする、3次元および2次元系での シュレディンガー方程式を変数分離法を用いてひたすら解きます。 この際、必要となるベクトル解析や特殊関数などのについては、 講義ノートの補足にできる限り詳しくまとめてあります。 後半は電磁場に関する内容をやったのち、 摂動論や変分法など近似理論を学び、 最後に多体系の波動関数についてやります。 講義ノートは moodle を通じて配布し、 受講者はそれを各自印刷して授業に持参してもらいます。 試験問題は量子力学演習IIの問題に近いものを出題し、 出席点と期末試験で評価します。内容
- 球対称ポテンシャル中の粒子
- 角運動量
- 水素原子
- 極座標系での自由粒子
- 極座標系での調和振動子
- 電磁場中の荷電粒子
- 摂動論(時間に依存しない場合)
- 摂動論(時間に依存する場合)
- 変分法
- 多体系の波動関数と統計性