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物理数学I

前半で振動と波動に関する内容をやったのち、後半でフーリエ解析と、 複素関数論の初歩をやります。 前半の内容は数学というよりも力学の延長に近いもので、 複数の自由度がある系の振動は、 その自由度に応じた振動のモードに分解できることを学びます。 そして、この分解について扱う数学的な手段である フーリエ解析を学ぶという流れになります。 複素関数は後期の物理数学IIで学ぶ複素関数論の導入という位置づけで、 留数定理とその簡単な応用までをやります。 物理数学演習と内容をリンクさせた形でやりますので、 セットでの履修を前提としています。講義ノートを moodle を通じて配布し、 受講者はそれを各自印刷して授業に持参してもらいます。 期末試験は主に物理数学演習でやった内容から出題し、 出席点と期末試験で評価します。



内容
  1. 単振動
  2. 減衰振動と強制振動
  3. 連成振動
  4. 連続体の振動
  5. 波動方程式とその解
  6. 平面波と球面波、光波
  7. Fourier級数
  8. Fourier級数の応用
  9. Fourier変換
  10. Fourier変換の応用
  11. 正則関数
  12. 複素積分
  13. 複素積分による実定積分の計算